第16回 インタビュー  井上  恵輔(いのうえ けいすけ)さん

指導者の方々にご協力を得て、インタビュー形式で掲載していきます。
第16回目は、大阪府立障害者交流促進センター(ファインプラザ大阪)に勤務され、
また、昨年10月に開催されました第7回全国障害者スポーツ大会の大阪府選手団役員として参加して頂きました、大阪障害者フライングディスク協会の役員であります井上
恵輔(いのうえ けいすけ)さんにインタビューさせていただきました。

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(井上 恵輔さん)

Q1 障害者スポーツ指導員をはじめられたきっかけは?

ファインプラザ大阪で指導員として勤務させていただくようになったことです。それまでは他の施設で健常者への指導を主に行っていたのですが、転勤を機に障害者スポーツへ携わるようになりました。
おかげさまで多くの障害者の方と接することができ、地域での教室・大阪府障害者スポーツ大会などにも協力させていただいています。

Q2 指導方針はどのように行っていますか。

基本的に指導する内容は同じですが、指導方法・練習内容・強度は個々の障害に合わせています。そのために、本人または親御さんとの話や、指導の場では本人と接するようにして、障害の状態や性格などを理解し、指導するよう心掛けています。
例えばプール指導では介助等を行い、身体の動きや特性を理解する。車いすに乗り、同じ目線・同じ姿勢で実技指導する。伝えたい動きを実際に見せるなど。そして何度か接していく過程で、指導者との信頼関係が生まれてくるのではないかと思います。

Q3 指導員をはじめてよかったことは何ですか。

何といっても多くの障害者の方と交流を持つことができることですね。また指導に携わった選手が成長・進歩する姿や、各大会等で成果を出し活躍する姿を見たときは嬉しいですね。

Q4 大阪府障がい者スポーツ協会に望まれることはありますか。

大阪府選手の強化練習会では、より本大会に近い形で練習できるよう陸上競技場を使用した練習会も開催してほしいと思います。(陸上・フライングディスク)またパラリンピック・オリンピック選手との交流練習会など、スポーツのすばらしさを伝えるイベントを開催していただきたいと思います。

Q5 これから障害者スポーツをはじめようとする人へのアドバイス。

まずは、色々な種目にチャレンジしてみることです。それから興味のある種目や続けてみたいと思う種目を見つけましょう。継続できるようなら、記録や大会などにもチャレンジしてみるとよいでしょう。
そして気の合う仲間を見つけ、スポーツを通じ、交流を深めていくことができれば素晴らしいですね。

Q6 これからの将来的な目標は?

スポーツを通じ健康づくりに励むことができるよう、気軽にチャレンジできる事業・障害者と健常者が共にふれあい、楽しむことのできる環境を作って行きたいと思います。

井上 恵輔さん、ご協力ありがとうございました。

-次回も、お楽しみに!-