第21回 インタビュー  三阪 洋行(みさか ひろゆき)さん

選手の方々のご協力を得て、インタビュー形式で掲載しております。
第21回目は平成20年9月に開催された北京パラリンピックにおいて車椅子ラグビー(ウィルチェアラグビー)に出場された三阪 洋行さんにさせていただきました。

Q1.スポーツ(各競技)をはじめられたきっかけは?
もともと、ラグビーをプレーしていて、リハビリ病院の先生に車椅子のラグビーがあると紹介されて、大好きなラグビーと同じ名が付くし、ものすごく面白そうなスポーツだと思い、はじめました。

Q2.練習方法・練習場所はどのように行っていますか。
月2~3回、障がい者スポーツ施設でチーム練習を行い、週3回自宅付近でロードワークをしたり、障がい者スポーツ施設で走りこみやウエイトトレーニングを行っています。

Q3.スポーツをはじめて良かったことは何ですか。
日本中、世界中を飛び回り、たくさんの仲間ができたことや、日本代表として日の丸を背負う誇りを持つことができたことです。 障がいというハンディを乗り越え、生きていく自信、喜びを得られたことです。

Q4.北京パラリンピックに出場した際の印象や思い出は?
大歓声の中で日本代表としてプレーできたことと、メダルを獲得できずに悔しい思いをしたことです。

Q5.大阪府障がい者スポーツ振興協会に望まれることはありますか。
障がい者スポーツの普及のためにたくさんの人にいろんなスポーツを見ていただく機会を作っていただきたいです。

Q6.これから障がい者スポーツをはじめようとする人へのアドバイス。
自分がやりたいと思うスポーツを見つけたときは、全力で本気で体も心もヘトヘトになるまで打ち込んでください。 その世界はとても壮大でたくさんのストーリーが詰まっている場所です。 障がいという枠を超え、自分が輝ける舞台にチャレンジしてください。

Q7.これからの将来的な目標は。
ロンドンパラリンピックでは必ずメダルを取って北京の雪辱を果たしたいです。 個人としては、自分が世界でどこまで通用するプレーヤーなのか試しに海外でプレーしてみたいと思っています。 自分が車椅子ラグビー(ウィルチェアラグビー)というスポーツを通じて、本当にたくさんの素晴らしい経験をし、人間として大きく成長させてくれましたので、車椅子ラグビー(ウィルチェアラグビー)というスポーツを全国の障がいがある方、ない方すべての人にその面白さ、楽しさを伝えていきたいです。

021misaka(21)
三阪選手(撮影:中山 健太)

以上、北京オリンピックで活躍された三阪のインタビューでした。

三阪さん、ご協力ありがとうございました。

-次回も、お楽しみに!-